2007年7月3日火曜日

図解はなぜ有効?

鳥瞰(ちょうかん)と虫瞰(ちゅうかん)

図解だと「わかる」し、「忘れません」。
図解すると、本質がわかるし、相手にはやく素直に納得してもらうことができます。

木を見て森を見ずといいますが、左脳でコツコツと論理的に木ばかりみても全体がわかりません。
右脳で鳥瞰(ちょうかん)的に高いところから、森を見れば、理解は速いし、深まり、また記憶も残存します。

図解の利点を下にまとめます。

  1. 図解はみずからの理解を深める作業を助けてくれるツールです。
    わかりやすく説明するための道具だけでなく、問題点を見つけ、考えるためのツールです。
    よくで きた図解は、頭の中で漠然と思い描いていることにカタチを与えて、はっきりと意識できるようにしてくれます。
    図解は、「考える力」をつけてくれます。
  2. 絵は、千語の説明よりよくわかるといいます。
    A picture is worth a thousand words.
    解は訴求力が高いです。図は全体をみることができるので、一瞬で直感的、総合的な認識が可能です。
  1. 図解(鳥の目=右脳=直感)に文字(虫の目=左脳=論理)をそえた情報は、5倍以上理解しやすく、5倍以上長く記憶に残るといわれています。

図解化の手順は下のようです。

  1. テキストを通読しながらキーワード、エッセンスをぬきだし、分析しまとめます。
  2. 箇条書き→図解と進みます。
  3. 箇条書きは名詞句か短文にし、枝項目をつくります。
    項目は7項目以内におさめます。
なお、人間や動物の絵を入れるとなじみやすくなります。
完成形は一度にできません。
1度目は雑につくって、徐々に修正していきます。追加修正が容易なインターネットの威力がここで発揮されます。
ふだんから新聞や雑誌の図解を収集しておき見返したりすると、自然に上達します。